チュリス明大前

集合住宅
 日本初の「100カイン無損傷設計!」



-特徴-
 本建物は、東京都世田谷区に建設された10階建て分譲マンションで、1階が店舗、2階以上が集合住宅となっています。平面形状は長辺方向5スパン、短辺方向3スパンで、2階以上の住棟は、中央部吹抜けを挟んで2棟に分かれており、内側通路と渡り廊下で連結されています。2階以上にある24本の柱をV字柱により集約し、建物総重量約12,000(t)を特製の大型免震装置(直径1300φ)8体に支持させています。設計用地震動をVmax=100cm/sとして建物全体の無損傷設計を達成した我が国第1号の免震建物です。


評定番号

BCJ-免144

評定年月

平成8年1月(1996年)

所在地

東京都世田谷区松原2丁目660-3-10

用途

集合住宅(一部店舗)

階数

地上10階、地下1階、塔屋1階

延床面積

8,956.42m2

軒高

29.48m

上部構造

RC造(一部SRC造)

基礎構造

場所打ちコンクリート拡底杭

設計者

株式会社アーキプライム、株式会社ダイナミックデザイン

施工者

住友建設株式会社


-設計上の特徴-
 本建物は最大速度Vmax=100m/sレベル(最大加速度Amax=470〜1020cm/s2)の設計用入力地震動に対して完全無損傷を達成しています。
 本建物では、免震装置の性能変動による解析・検討はもちろん、フレーム型多質点モデルによる水平・鉛直地震動同時入力に対する応答特性も検討し、安全性を確認しています。

免震装置据え付け状況

大型免震装置(1300φ)